批判覚悟!全映像クリエイターに告ぐ「全方位を敵に回します」

「YouTubeの予算で、テレビクオリティで作ってほしい」

ここ一年、こんな都合の良い相談を山ほど受けた。
はっきり言わせてもらうけど、今の動画業界は、クリエイターを都合良く買い叩き過ぎている!

そもそも、「ビジネス特化の動画」と「クリエイターが作る動画」は全くの別物だ。

それなのに、YouTube出身の動画編集者と、現場で泥水をすすって番組を作ってきたディレクターを同じ土俵に並べて比較される。

これには違和感しかないし、一緒にしないでほしい。

テレビクオリティを求めるのなら、それ相応のノウハウに対するリスペクトと対価が必要だ。そして、安くしたいのなら今のYouTubeクオリティのままでやるしかない

ところが、「クリエイターは請け負う立場だから」と、なぜか下請けのように遜らなければならない構図がある。

一体なんなんだ…? 

僕らは、「稼げるか」以上に「面白いかどうか」に命を懸けている。
その才能を安く搾取するようなビジネスのやり方は、本当に良くない。

こういった話をすると、「それが市場原理だ」とドヤ顔で語るアンチが必ず湧いてくる。

しかし、「“動画の本当の価値も分からない人”が決めた価格」のどこが適正なのだろうか? 
今やモノの価値は、「広告で広げたもん勝ち」の認知度ゲームだ。

本質的な面白さではなく、「知られているか」だけで価値が決まる薄っぺらい文脈に、本物のクリエイターが合うわけがない

だからといって、僕らを育ててきたオールドメディアに戻れば良いかというと、それも違う。

「自分たちの価値観が絶対」という傲慢さ。
歪な組織体制でクリエイターを潰し、組織の理屈で「面白い」という正しさを平気で覆す。

あそこに、もう未来はない。

それでは、どうするべきか?
クリエイターが、「正しい価値」で適正に評価される場所を作る必要がある!

【4ステップの道筋】

①動画の価値を理解してくれる人から発注される

②「質の高い動画」を作り、信頼感を勝ち取る

※ここまでは個人やひとつの会社で行われることで限界があり、クリエイターが抱えている問題は解決しない

③そのためにクリエイター集団を作る

④ その集団自体がブランドになる

以下、①につながる

このロードマップを、実現するための答え。
それが、僕の立ち上げた『ディレクター(クリエイター)ファーストの会』だ。

結局のところ、世の中のコミュニティの多くは、主催者が儲けるためのビジネスになっている。

…この会は違う!

現状、会費は無料で、二ヶ月に一回の飲み会で集まるだけである。(飲食代は自己負担。)

もしも、今後コミュニティが大きくなって会員制にする日が来ても、僕が私腹を肥やすつもりは一切ない。

維持管理に必要な、「最低限の適正価格」にするつもりだ。

まずは、本物のクリエイター同士が集まり、認め合い、仕事を共有し、切磋琢磨する。
コミュニティ全体のクリエイティブの熱量をバチバチに高める。

そうすれば、動画の本当の価値を理解できる人に、正当な評価と対価で届けられるようになるはずです。

そして、それが広がっていけば、クリエイターが買い叩かれる時代は終わり、本当に「面白いもの」が適正な価格で世に生み出される世界になる!

次回、第3回『ディレクター(クリエイター)ファーストの会』は、【6月頃】に開催予定です。

この熱量に共鳴し、「本当に面白いもの」を一緒に追求したいクリエイターがいれば、ぜひ気軽にXのリプライやDMで、声をあげてほしい。

※写真は、先日行われた第2回の様子です。
今年2月からメンバーを集めており、現在60名以上参加。

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この記事を書いた人

井上 大輔のアバター 井上 大輔 映像ディレクター

TBSビジョン→テレビ朝日→NHK→株式会社草莽映像•代表/テレビ歴18年/『クロ現』『Nスペ』『世界遺産』『夢の扉+』など制作/YouTube“経営者ドキュメンタリー”『野望家たち』

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