先日、第5回「クリエイターファーストの会」を開催しました。
ゲストは、元構成作家の鈴木おさむさんです。
長年テレビ業界で生きてきた僕にとって、おさむさんはまさに「天上人」。
正直に言うと、対等に言葉を交わしてもらえるのだろうかという恐怖さえありました。
「少し冷やかしに来ているだけなんじゃないか」と、卑屈な気持ちを抱いていたほどです。
でも、対談が始まった瞬間、その不安はすっかり消えました。
自らを「老害」と呼びながらも、同じ「ものづくり」の世界に生きる者としての共通言語で語り、自分の経験をなんとか次の世代に手渡そうとする、凄まじい熱量。
そして、僕の質問の意図を深く汲み取り、一つひとつ真摯に答えてくださる器の大きさ。
トップクリエイターを前に必死で取り繕おうとしていた自分が、ひどく小さく感じました。
「クリエイティブとは何か?」
「僕たちは何のために、誰のために作るのか?」
AIが台頭し、群雄割拠となった今の映像業界。
そんな中で、おさむさんが挙げた「クリエイターが生き残る唯一の道」は、「0→1の発想力」でした。
そして、その根底にあるのは「自分自身が本気で面白いと思う感情」だと。
いたってシンプルだからこそ、誤魔化しがきかない真理だと思いました。
自分が心から「面白い」と信じるものに、ただ純粋に向き合えばいい。
かつてテレビ業界では、その才能ゆえに恐れられる存在でもあったおさむさん。
ですがあの夜の彼は、会場にいたすべてのクリエイターの可能性に、確かな光を照らしてくれていました。
おさむさん、本当にありがとうございました!




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