元テレビマンが語る、ドキュメンタリー手法に学ぶ、相手の「本音」を引き出すインタビュー術

映像制作の現場で、「どうすれば出演者から自然な言葉を引き出せますか?」と聞かれることがあります。
テレビ・ドキュメンタリーの現場で長く培ってきた、相手の「核心」に迫るリアルなインタビューの極意をまとめました。

① 台本は「捨てる」!?
事前のリサーチや構成づくりは徹底的にやりますが、いざ本番になったら台本は参考程度で、目の前の相手との「対話」に集中。その場で生まれた熱を逃さないことが重要です。
用意された質問だけするのは、ただの「作業」です。
とは言え、「捨てる」は強すぎる言い方ですね。当然、参考にはします。

②「沈黙」を恐れない!
人が本当に大切な言葉を探している時や、本音を口にする直前には必ず「間」が生まれます。
その沈黙をじっと待てるかが勝負の分かれ目です。
そして、その「間」そのものが、映像として価値のあるものにもなる時もあります。

③ 当たり前のことは質問しない!
プロフィールや過去のインタビュー記事など、事前に調べれば分かる基本情報は、わざわざ聞きません。
ただし、あえてその話題に触れる時があります。
それは相手のニッチな情報を知ったとき、「あなたのことをここまで深く知ってますよ」と相手に伝えるため。
信頼関係が一気に深まり、その後の対話の質が全く変わってくるんです!

④予想していた言葉より「想定外」を突く!
用意してきたような、スラスラと出てくるエピソードにはあまり価値がありません。
ふとした瞬間にこぼれた言葉や、表情と声のトーンが合っていない「違和感」、本人すらも驚く「想定外」なところにこそ、その人の本質が隠れています。
そこを逃さず掘り下げます。

⑤相手の「人生の文脈」までリサーチしておく
良い質問は、圧倒的なリサーチからしか生まれません。目の前の事業や表面的なプロフィールだけでなく、その人がどういう背景や業界構造の中で生きてきたのか。
僕自身はその人が憑依するくらいまで、深く知ろうとします!

ぜひ、参考にしてみてください!

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この記事を書いた人

井上 大輔のアバター 井上 大輔 映像ディレクター

TBSビジョン→テレビ朝日→NHK→株式会社草莽映像•代表/テレビ歴18年/『クロ現』『Nスペ』『世界遺産』『夢の扉+』など制作/YouTube“経営者ドキュメンタリー”『野望家たち』

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