昨今の排外主義を煽るような極端な右傾化に違和感を覚えるし、しばき隊のような過激なヘイト活動も理解できない。
僕はリベラルだと自覚していたが、最近、保守的な人たちと接する中で、共感することが多く、やっぱり自分は保守なんじゃないかと思い始めている。
でも、そうではなかった。
そもそもリベラルとは、世間では保守(右派)の対立概念にあるから、左派のような捉えられ方をしているが、本来は自由主義的な考え方であるはず。
そうであるなら、リベラルの中に、右派や左派の考えが共存していても不思議ではないし、僕自身がそうであることに気づいた。
つまりは是々非々なだけ。
イデオロギーで考え方を当てはめた方が、表現としてはわかりやすいし理解を得やすいので、政治活動やメディアがどちらかに寄るというのは理解できる。
しかし、個人として捉えた時に、すべての考えを属している組織のイデオロギーに寄せることは、無理があるのだと思う。
ある大学教授が、この考えを見事に言語化してくれた。
「リベラルとは、イデオロギーそのものではなく容れ物のようなもの」
言い得て妙だ。




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