元テレビ局員の業界予想

テレビの時代は本当に終わったのか?

僕の答えは「半分YES」で「半分NO」。

まずエンタメ。

これはもう完全に個人発信の時代に入っている。

YouTubeや配信者に人もお金も流れていて、規模と資本で支配してきたテレビ局は、コンプラに縛られどんどん面白さを失っていく。

エンタメは「テレビ局依存」から「個依存」へシフトする。

一方の報道は少し事情が違う。

取材というのは数が必要で、非効率さを含めた“厚み”が求められる。

だからこそ、大手メディアは依然として強い
小規模メディアや個人では、質も量もカバーしきれないのが現実だ。

ただし、ネット発の報道には強みもある。

人々の興味関心に寄り添い、深く切り込めるからこそ面白くなる。

その分リスクもあるが、逆に言えばそれが新しい報道の魅力になっている。

僕の結論は…

テレビのエンタメは廃れていき、報道はかろうじて残る

そうなると、テレビ局は報道に力を入れていき、エンタメは外部発注することが増え、局員は管理者だけが残るようになる。

そこでは、クリエイティブな要素は二の次、三の次となっていく。

個人的には、こうしたテレビ局の末路が見えてきてしまい絶望し、辞めてしまったのだが。

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この記事を書いた人

井上 大輔のアバター 井上 大輔 映像ディレクター

TBSビジョン→テレビ朝日→NHK→株式会社草莽映像•代表/テレビ歴18年/『クロ現』『Nスペ』『世界遺産』『夢の扉+』など制作/YouTube“経営者ドキュメンタリー”『野望家たち』

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